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【東海スポ少】第22回有緝インプルーヴ選手権大会

2023.12.05

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【東海スポ少】第22回有緝インプルーヴ選手権大会

12月2日(土)・3日(日)に伊勢市の各会場で行わる「第22回有緝インプルーヴ選手権大会」に東海スポーツ少年団・神明スポーツ少年団の合同チームが出場しました。

初戦の有緝インパルスさんとの試合。

さすが、有緝インパルスさん。
子どもたちのプレーはもちろん、あいさつや礼儀なんかがしっかりしていて見習うべきところがいくつもありました。

試合の方は、初回に6点とられてそれを追ういつもの展開。

子どもじゃなくても中学生や高校生、大人でも初回というのは、打順が1番からってのもあるんですが、やはり体が温まっていなかったり緊張から点が入ることが多いんですが、特に東海スポ少は初回が弱すぎる気がしています。。。。

そして、6点か。。。。

野球で6点といったらかなりのビハインドでほぼほぼ試合が決まってしまうような点差です。

昔だったらすでにやる気を無くしてずるずるいっていたような試合が多かったんですが、最近はそんな様子は少なくなり点差が開いても「まだまだいける!!」って気持ちを昔より感じているような気がします。

そして、3(東海・神明)対8(有緝)の5点差で迎えた最終回表の東海・神明の攻撃。
※最近の小学生の試合はほとんどが時間制or7回制で例えば90分と決められている試合は、90分に差し掛かった回が最終回となる。

なななななんと!!!!

東海・神明チームが、6点をとり5点差をひっくり返した!!!

マジでびっくり。涙でそうでした。

なかなか1回で6点というのは無いし、それも最終回で逆転って。

ここはさくっといきますが、そして裏の有緝さんの攻撃で2点取られて再逆転サヨナラ負け(9対10)でした。

結果的に負けて皆悔しい思いはしたんですが、それでもなかなか凄い試合で子どもたちも大きく成長したんじゃないかと思います。

↓最終回の東海・神明の攻撃、1アウト満塁から4年生の子が右中間への走者一掃同点タイムリーツーベースを打つ場面(音声が出ます

このシーンはめちゃくちゃ盛り上がりました!!!!興奮しました!!!!

単純に嬉しく興奮する映像ではあるんですが、それ以外にもいくつも嬉しい場面があります。

①子どもたちが打った瞬間からグルグル腕を回している。

これは湘南乃風のライブ映像ですかね??いや違います。野球の試合です。

この腕をグルグル回す行為。

野球は試合に出ている9人以外にも、ファーストコーチャーやサードコーチャー、ボール拾い、バット引きなどいろいろなポジションがあります。

試合に出ていないコーチャーというポジションも重要で主な仕事はランナーへの指示。

試合に出ないポジションなので、おろそかにされがちではあるポジションなのですが監督が練習にコーチャーのメニューを取り入れて、全員がコーチャーの練習をしています。

実際のコーチャーは1塁ベースや3塁ベース付近のファールゾーンにコーチャーズボックスというところがあり、そこから指示をしています。

打った瞬間、ベンチに居る子どもたちが反射的にコーチャーになりきっているんですね。

この「反射的」というのが重要で、しっかり練習の成果が出ている瞬間であったと思います。

②スライディング

3点目が入る瞬間のスライディング。

タイミング的には少し余裕のあるセーフでありますが、綺麗にスライディングができています。

野球のテクニックは数えたらきりがないくらい様々なテクニックがあるのですが、その1つがスライディング。

練習でスライディング練習をやっており、今では低学年の子もスライディングができるようになってきています。

この場面も、ランナーは反射でスライディングをしてベースタッチは左手でしています。

③激励

ヒットを打った瞬間から最後のランナーが帰ってくるまでベンチから声が良くでています。

「声」は仲間の底力を引き出すことはもちろん、相手側にも声が届くので焦りやプレッシャーからエラーが起こったり、いつもだったら投げられるボールがそれてしまったりなどを引き起こします。

みんな、ホームに帰ってきたランナーに近寄りハイタッチなんかをして激励。

そして、聞こえずらいですがヒットを打ったバッターに対して、最初にキャプテンがセカンド方向を見て「ナイスバッチ~~」と言って激励。

また、動画では少ししか映っていませんが、ベンチの子がピッチャーが投げる前に両手を組んで(神様にお祈りするポーズ)で「頼む!!打ってくれ!!」と願っています。
※「勝ちたい」と思う気持ちがプレーにつながっていくと思っています。

仲間を称える良い瞬間だと思います。

④この場面をつくった子どもたち、ヒットを打った子

5点差の大差で負けている場合、けっこうあきらめムードになってまた、相手も余裕があるのでそこまでプレッシャーは感じないので普通のプレーができてさらっと終わっちゃうパターンが多いんですが、みんなが諦めずプレーした結果、ヒットやフォアボールの見極めでランナーをためることができたんだと思います。

そして、満塁の場面でヒットを打った子は4年生なんですが、まだまだ4年生は力がないのでヒットを打つこと自体がめちゃくちゃ難く、そしてこの場面で右中間への2ベースヒット。

いや、シンプルに凄いですね。

うーむやりおる。僕が4年生の頃だったら三振かピーゴロっすね。

最後に(昔を思い出したこと)。

もちろん、まだまだなところはたくさんあるのでもっともっと練習や試合をこなしていかないと思いますが、少し成長を感じられる試合でした。

最終回に逆転し、再逆転でサヨナラ負け。

自分が小学校6年生の時を思い出しました。

僕も小学生の頃、甲賀スポーツ少年団(現:東海小学校スポーツ少年団)で野球をやっていました。

こう見えても3年生の3月からレギュラーで出させてもらっていて、3年生~4年生はセカンド、小5はショート、小6はピッチャーでキャプテン!!

今では超スーパーポンコツですが、昔はそれなりに動けていて、かつ、まわりの同級生が陸上大会とかに出ても各競技で優勝者・入賞者がたくさんいるような運動神経の良い子たちばかりだったので、この地域ではけっこう強く、小6の野球の試合で負けたのは2回だけでした。
※たぶん県の大会とかだったらボコボコにやられていたとは思います。

そして、この2回負けたのはいずれも加茂小との試合で、県につながる鳥羽・志摩の大会の春と夏の決勝戦でした。

加茂がまた強くて、春の大会では7-2(最後に健治が大差にも関わらっず単独盗塁でアウトになりコーチにボコすかに怒られていた笑)とか大差で負けて、それまでの試合でも練習試合でも逆に相手チームをボコすかにしてきた我が甲賀チームは初めて力の差と大きな敗北感を味わいました。

みな野球が大好きだったので、休日のスポ少練習以外にも学校から帰ってきたら野球をしていましたがこの負けが悔しくて夏の大会では絶対に勝ってやる!!!ってことろから更に練習するようになったと思います。

そして、県につながる最後の鳥羽・志摩の夏の大会。

順調に勝ち上がった僕たち甲賀チームと加茂チームは春と同じ舞台、決勝で対戦することとなる。

そして、春に負けてからの練習の成果を発揮して僕は6回まで加茂の強打を「0点」に抑え、キャッチャーで4番の東がきっちりタイムリーを放ち「2-0」で最終回加茂小の攻撃(7回の裏)を迎えた。
※自慢のようであれだが、春に負けてから鍛えたのはコントロールで、それまでもコントロールには割と自信があったんですが、それでも細かなコントロールはできていなかったので、思ったところになるべく投げれるように練習していたら、狙ったアウトローにバシッと決まるようになり、この日もアウトローで見逃し三振をかなり取れた記憶がある。
※当時は時間制がなく、コールドか7回制。

エラーだったかヒットを打たれたか記憶にないのだが「2ー1」と1点取られて、1アウトランナー2塁3塁の場面。

打たれそうなバッターではなかったので、外野に飛ばされることはまず無いしできれば三振を。
少なくともゴロで守備の上手いうちの選手だったらなんなく2アウトはいける!!!

そして、良いコースにボールが行き空振りは取れなかったものの打球は平凡なサード寄りのピッチャーゴロ(僕のところ)。

この時、僕は意外に冷静で「1点がどおしても欲しい3塁ランナー。僕が1塁に投げた瞬間に走り出してくる?少なくとも3塁とホームの間くらいまでガガガっと走ってくる?」と考えた。

普通のプレーとしては、3塁に疑投(投げるふり)をして3塁ランナーをけん制しておき、1塁に投げてアウトを取るプレーなんだが、あえて全く3塁ランナーを見ずに(その方が3塁ランナーはピッチャーに意識されていないと感じでホームを狙ってくると思った)1塁にボールを投げたフリをした。

そして、3塁にバシっと投げて3塁ランナーをアウトに!!!!

と思い3塁を振り返った瞬間。

3塁ランナーはなんのこと。まったく走っておらず、微動だにせず3塁ベース上に突っ立っている!!!

しかし、所詮はピッチャーゴロ。

今回のように少々小作なプレーをしても、ファーストでしっかりアウトが取れる。

しかし僕は焦っていた。
たぶん2-1でどうしても1点を与えたくないってところで、今回のような思考になっている(3塁ランナーをアウトにする)時点で焦っていたんだと思う。

ファーストにボールを放った瞬間、右にボールが反れたのが分かった。

あぁ。。。。これは取れない。終わった。。。。

と思った瞬間、監督やコーチにうるさく「カバー」というものを叩き込まれてきた僕たち。

ライトの結城がその時も全力でファーストの後ろにカバーに走っていた。
※マジでびびった。結城には後光がさしていた。
※「2-1」1アウト2・3塁の場面。3塁ランナーはホームに帰ってくるので1点とられて同点としても、まだ同点。この回をしのげば勝負はわからない。

んで、結城は僕が反らしたボールをしっかりキャッチ。逆転サヨナラの2塁にいたランナーはホームを狙い全力疾走。

結城が投げたホームへのボールは練習通り1バウンドでキャッチャーの東のミットに。

しかし、一歩間に合わなかった。

審判の「セーーーーフ!!!」という声のもと、僕たち6年生の小学生時代の野球は終焉を迎えた。

大泣きした。キモイほど泣いた。

というかコレ書いている今も涙が込み上げてくる。

勝ちたかったなぁ。

春に負けた悔しさを晴らしたかったなぁ。

みんなとまだ野球がしたかったなぁ。

その後、中学・高校と野球を続けたがこの時の悲しさ、虚しさを超えることはなかった。

今回の東海・神明スポーツ少年団の有緝インプルーヴ選手権大会試合でのサヨナラ負け。

少し当時のことが走馬灯のように思い出されたので、記録として書いておいた。

さて、6年生も残る試合が少なくなりましたが、まだ試合はあるので悔しい思いをすることのないよう勝利を目指して練習に励みましょう!!

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