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「大杉谷渓谷」&「桃ノ木小屋」

2025.10.25

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「大杉谷渓谷」&「桃ノ木小屋」

辛い・・・。
辛すぎた・・・。

僕の体力では挑んではいけない場所でした・・・。

日本三大渓谷って知っていますか?

・黒部峡谷(富山県)
・清津峡(新潟県)
・大杉谷(三重県)

が、日本三大渓谷と呼ばれる場所のようです。

10/24(金)に、その1つである我らが三重県の「大杉谷」に行ってきました。

知人から、大杉谷に行くんで一緒に行きません??

と誘いがあり、話では大杉谷の奥地にある「桃の木小屋」という山小屋に仕事で年2回ほど行っているのだが、その小屋までのルートが、

・キツくて嫌になってくるので道中の喋り相手。
・そのキツさを味わって欲しい(ドSか)。
・写真好きには良いかも。

とのこと。

大杉谷渓谷。
秘境ってことと熊が出ているってことで名前くらいは知っていましたが、どんなところかは無知。
考えとくわーってことでWebやYouTubeでけっこう調べました。

・ルートが長く入口から山小屋まで片道約5時間。
・幅1mぐらいの断崖絶壁のルートが何ヶ所かあり、毎年のように滑落による死亡事故が発生しているよう。
・携帯は一切電波が入らない。

うむ。恐ろしい。

ただ、エメラルドグリーンの川や滝、吊り橋など絶景スポットがいくつもある。
動画を見れば見る程行きたくなってきた。

この「好奇心>危険」の思考がマジ危ない!!

が、この思考を止めることができず「お供しましょう!」

\\いざ出陣!! //

※無駄やと思いますが熊遭遇&迷惑をかけないように写真撮影シミュレーションはかなりやりました。

早朝に集合して乗り合わせで向かう。

車中、登山時間のことを喋っていた。

僕「片道5時間くらいやんな?かなり長いなぁ?」
知「ん?片道2時間あったら付きますよ?」
僕「へ?」
知「それ、通常の登山ルートちゃいますの?」
僕「・・・」

話を聞けば登山ルートは
①通常の登山ルート
 ↑沢に沿って行くようなルート
②管理者しか通れないルート
 ↑山越えのようなルート

があって僕たちのルートは後者であるとのこと。

①のルートは絶景だらけ。
②のルートは川や滝、橋などは皆無。

おぃぃぃ!!
完全なる俺のシミュレーションが!!

そして②のルートは短時間で行けるが道の整備がなく、アップダウンが激しいとのこと。

全くの想定外である。帰りたい(涙)。

そんなこんなで、車は大通りから山道へ。

この山道は舗装されておらず、激細のクネクネ&ガタガタ道。
僕のおケツが悲鳴をあげる。

その道を入口まで約1.5時間(対向車ゼロ)。

やっとのことで入口まで着いた。
激山奥!!
標高が高く、テレビでよく見る中国の山奥のようである。

そして、車から荷物を降ろすときに気づいた。

持ってきてと言われた「杖」。

杖、言われたんで嫁さんがヘルニアの時に使っていたおばあちゃんが使っているような杖を持っていったんですが「何すかソレ?」鼻で笑われた。

良くみると皆もっているやつと全然ちゃいますやん!!
2本で1セットやし!!伸縮できるアルミ製やし!!

杖言うなや、杖と!!
杖いうたらコレやろうがい!!

トレッキングポールと言いなさい!!
今調べて知ったけど。
※幸いにも予備があってそれを拝借。

\\ いざ登山 !!//

やっとのこと登山。

ちと文字数が多くなってきたんで、ガッツリ省略。

僕の甘ちゃんな人生では1・2を争う辛さでした。

もう嫌!!止めたい!!と何度思ったか。

開始30分までは好調でしたが、そこからが地獄&地獄。
薄々感じていましたが、絶対素人が行ったらアカンとこや・・・。

往路はほとんどが下りぎみのアップダウン。
この下りがエグい。一歩一歩が辛すぎる。
足の踏ん張りが全く効かなくなる。
汗だくになって、5分おきに休憩。ハァハァハァ…。
後どんだけ??後どんだけ??何度聞いたか。

生まれたての小鹿とはよく言うたもん。
ホンマ足に力が入らず、ずっと小刻みにガクガク震えていた。

こんな状況で写真撮影なんぞ絶対無理!!

\\ 桃の木小屋到着!! //

桃の木小屋が見えた瞬間、感動・・・♪♪なんて全くありませんでした。

一刻も早く座りたい、帰りどうなんのぉぉぉぉ。
ヘリに来てもらうやつーー!?
しか考えられていなかったです。

印象に残っているのが小屋に入るまでの6段程度の階段。
普段やったら何も思わないただの階段ですが、この階段の1段1段が辛いこと辛いこと、足が全然上がらないんです。
何かめっちゃ笑けてきて、一人爆笑しました。

少しでも回復させたくて、知人たちが仕事してる間、僕はずっと座ってました。

知人の仕事も終わり、いくつかあるスポットの滝を1つくらい見てみたいなぁって思って、一番近くの滝まで僕ちゃん頑張りました!!
滝写真が1枚も無いのはホンマ何しにきたかわからんので。

\\ 復路!! //

何回も足がつるし、とにかくとにかく辛く辛く辛い道中でした。

停めてあった車を見た瞬間、全俺が泣いた。

ウソー!!

帰ってこれた嬉しさはめちゃくちゃありましたが、

これは二度と行かへんな・・・。

と誓っただけでした。

いや、なんか山が俺を呼んでいる気もしてきたぞ。

帰ってこれた嬉しさ!!
これを味わせてくれただけでも、知人に感謝!!
ありがとう!!

ただ金輪際「杖」とは言うなよ!
トラッキングポールや!!!

「大杉谷渓谷&桃の木小屋」動画

動画をつくったのでよかったら見てください!!
※@nakai_seigoi by Instagram

むむむ。
この記事が人気のようである。

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